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【報告】2026年春「ひとり親家庭のこどもたち入学等応援事業」を実施しました
物価高騰が長期化する中、制服や学用品、タブレットの購入など、新入学に伴う家計負担はひとり親家庭にとって大きな課題となっています。こうした状況にある子どもたちを応援するため「2026年春 ひとり親家庭のこどもたち入学等応援事業」を実施いたしました。この度、全事業が終了いたしましたので、その成果をご報告致します。
公募概要・採択団体についてはこちら
1.事業概要
全国の支援団体から公募を行い、審査を経て選定された8団体に対し、各20万円(総額160万円)の支援金を供与いたしました。各団体を通じて、計190名の新入学生へ以下の「入学祝い」を届けました。現金や金券の給付は「自分で必要なものを選べる」と大変好評でした。
給付内容
現金給付(10,000円〜20,000円):82名
QUOカード(3,500円/4,000円):53名
図書カード(3,000円)および文房具:55名
2.本事業による成果
新生活のスタートという出費が重なる時期に、タイムリーな支援を実現できました。金銭的なサポートのみならず、「社会全体で入学を祝っている」「ひとりではない」というメッセージを届けることで、子どもたちの進学意欲の向上や、保護者の精神的な安心感に寄与することができました。また、支援をきっかけに、2026年4月施行の改正民法(共同親権)に関する相談を受けるなど、関係機関への橋渡しとしての役割も果たしました。
3.地域団体との連携による相乗効果
地域に根ざした各団体が窓口となることで、以下の効果が得られました。
・有効な情報提供: 日頃からの支援を通して、必要な家庭に情報を届けることができました。
・伴走支援の強化: お祝いの受け渡しを機に困りごとをヒアリングし、継続的な支援や新たな課題解決へとつなげることができました。
・信頼関係の構築: 日頃の食料品配布等と併せた支援により、団体と対象家庭の信頼が深まりました。
4.保護者・子どもたちからのメッセージ(抜粋)
支援を受けた家庭からは、感謝とともに前向きな決意が届いています。
「制服や教科書代など次々に請求が届き、生活が不安定な中で本当に助かりました。親子で新たな一歩を安心して踏み出すことができます」(保護者より)
「お母さんの負担を減らしてくれてありがとうございます。これからも迷惑をかけるかもしれないけれど、一生懸命頑張ります」(子どもより)
「いただいたご厚意を大切に、目標に向かって一歩ずつ努力し、将来は学んだことを活かし、少しでも社会の役に立てるよう頑張ります」(子どもより)

5.支援を通して見えてきた課題と今後の展望
支援団体に寄せられた応募理由には、養育費の未払いや離婚調停による収入の不安定化に加え、光熱費・ガソリン代の上昇による家計の圧迫などが挙げられました。また、保護者の疾病や障害児の養育など、複数の困難が重なるケースもありました。
そこへ物価高がさらなる追い打ちをかけ、「入学時の初期費用」は大きな負担となっています。授業料が無償化された私立高校であっても、入学時には100万円近い準備金が必要となるケースや、兄弟姉妹の同時進学による家計の限界を訴える「悲鳴」にも似た声が寄せられました。
子どもたちが「親に迷惑をかけている」と自分を責めてしまうことがないよう、ひとり親家庭の親子が安心して新生活を迎えられる社会の実現に向け、当団体はこれからも継続的な支援ができるよう尽力致します。